2025年電子情報通信学会総合大会@東京都市大世田谷キャンパス

3月25日(火) 画像工学のセッションで鹿喰研4年生の木村星菜さんと張 銀敬さんが発表を行いました。

木村さんは「フレームレートが映像印象に与える印象とその要因」という題目で、映像のフレームレートを変えるとなめらかさなどの映像印象が変化すること、さらにそれは注目領域での加速度など物理要因と関連することを紹介しました。

張さんは「スクリーンコンテンツ画像の高速VVCイントラ予測符号化」と題して、エッジ検出によって、VVC符号化方式のイントラ予測における予測モードの推定を行うことにより、演算量を低減するという提案を紹介しました。

両方の発表とも、会場から多数の質問を受け、学生生活の最後を飾るにふさわしい成果をあげました。ご苦労様でした。

二人の感想を紹介します。

木村さん:私はこの学会を通じて、予稿・スライドの組方、発表の仕方、学会当日の動きなど学会に参加しないと学ぶことのできない経験をさせていただきました。研究内容を知らない人にも伝えるという難しさを改めて痛感しましたが、またひとつ自分が成長したと感じでおります。今回の自分の経験、他の方の発表から学ぶことがたくさんあったので、これからも活かしていきたいと思います。

張さん:初めての学会発表では、多くの研究者が自分の研究成果を発表する熱気を直接感じ、皆が真剣に研究に取り組んでいることを実感しました。研究内容が膨大だったため、1ページの論文にまとめ、それを基に10分以内で分かりやすく伝える方法について深く悩みました。発表練習を重ねたものの、本番では緊張してしまい、思うように伝えられなかった点が心残りです。
しかし、この経験を通じて、単に多くの情報を伝えるのではなく、要点を的確に押さえ、分かりやすく説明することの重要性を学びました。今後もこの経験を活かし、さらに成長していきたいです。

二人の今後の活躍に期待 (鹿喰 記)